どうも,苦労してまで精度は出さない,はまちゃんです。
我が家では,新築時点で自在棚をいくつか設置しています。
ところが,思ったより荷物が多く,棚板の数が足りなくなりました。
工務店に言えば作ってもらうことはもちろん可能なのでしょうが,板が増えればいいだけだったので,自分で棚板を追加することにしました。
今回は,私が実践した,プロに任せずともDIYで素敵に仕上げる方法を紹介します!
塗装自体は簡単だと思っているが
私の作業机は自作です。その際,自分で塗装をやっています。適当な机づくりも後日記事にする予定です。
下地とかなしでいきなりミルクペイントで塗ったのですが,3回ぐらい重ね塗りしたので,結構きれいに塗れました。
ただ,今回は棚板を10枚追加するので,それの両面を3度塗り・・・絶対に面倒くさいし塗料もそれなりの量が必要になります。
新築のときにあらかじめつけてもらった棚板は,たぶんワトコオイルが塗られていました。
これはこれで滑りがよく使いやすいんですが,それと同じように仕上げるとしたら,作業後にオイルがだいぶ余りそうだったので,今回は無塗装とすることにしました。
サンディングでゴールできた
近くのコメリでオリジナルの松の集成材が売られているので,これを棚板にすることにしました。
有料でカットしてもらえるので,寸法を伝えて希望の大きさを取ります。確か1カット50円だったと思います。
大きい1枚から10枚を取るようにカットしてもらったのですが,切る回数的に6回で済んだので,工賃は50×6=300円でした。
お店でのカットはきれいにされているのですが,木目によるわずかなでこぼこが塗装の際にじゃまになることがあるので,通常,サンディングをします。
しかし今回は塗装しません。
サンディングだけ,これだけで十分きれいになります。
併せて,糸面だけでも面取りをすると,仕上がりがグッとよくなります。
ランダムサンダーが有能すぎた
オービタルサンダーのほうが表面粗さ的にはきれいになるようなんですが,それはペーパーの番手で対応できるので,粗削りも可能なランダムサンダーがおすすめです。
それと,たぶんランダムサンダーには必ずついている機能だと思いますが,集じん機能付きを使うべきです。
上の画像で言えば,画像の右下にある黒と白の容器がダストボックスになっていて,おがくずがそこに溜まるようになっています。
これがないと,削ったおがくずが部屋中に舞い,あとで掃除がひどいことになります。
さらに,吸った掃除機の中に細かいおがくずがくっついて,その掃除までしなければなりません。
集じん機能で全部取りきれるわけではないにしろ,あるとないとでは大違いですから,ぜひ集じん機能付きのランダムサンダーを使ってください。
木口(繊維を切る方向の断面)もサンディングするので,作業時間短縮のために,今回は80番のペーパーを使います。木口の切断面は割と荒れていることが多いからです。
木端(繊維に沿う方向の断面)は本質的には表面と同じなので,そんなに荒れていません。
木口も木端も表面も,それぞれいいペースで削れる反面,つるっつるにはなりません。それでも,触って引っ掛かりがないぐらいにはすべすべになるので,ちょうどいい番手かと思います。
ペーパーとサンダーは,マジックテープ(面ファスナー)でくっつけます。
ペーパーとサンダーにはそれぞれ穴が開いています。
この穴におがくずが吸い込まれていくので,ペーパーを取り付けるときは穴の位置を合わせるようにします。
【ご安全に!】マジで必須の装備たち
防振手袋
マジで必須です。
ランダムサンダーを甘く見ていた私は滑り止め付きの軍手で作業しましたが,思ったより振動するサンダーを常に手で保持しているので,結構手が痺れました。
これが重症化すると,手が「白蝋病(Wikipedia)」という状態になってしまうおそれがあります。
3枚目の板ぐらいから,回転数を落としたり,たった1枚終わるごとに手袋を取って手を振ったり揉んだりして,休み休み作業する羽目になりました。
サンダーで棚板サンディングというのがそこまで手に過酷かというとわかりませんが,DIYをする人であれば1双持っておいていいと思います。
1枚2枚なら防振手袋はなくてもいいかもしれませんが,何かしらの手袋はつけましょう。
保護メガネ
ランダムサンダーは工具の中ではそんなに回転数が高いほうではないので,何かを弾き飛ばすということはあまりありませんが,多少なりとも粉塵が舞うので,保護メガネがあったほうがいいです。
ゴーグルタイプもありますが,結構曇りやすいので,眼鏡タイプでいいと思います。
私は最初使わずに作業していて,やはり少し目に入ったので,もともと持っていた眼鏡タイプを使ってその後は快適に作業できました。
マスク
もう誰でも常備していますね。
おがくずを吸わないようにするだけなので,どんなものでもOKです。
帽子(インナーキャップがおすすめ)
舞ったおがくずで頭が汚れるのを防ぎます。
そういう目的なので,どんな帽子でもいいです。タオルを頭に巻くのでもいいです。
ただ私は,帽子だと少し洗いにくい気がしたのと,屋根のある場所で作業したので帽子まではいらなかったのと,タオルだと作業中にバタバタして煩わしいかと思って,もともと持っていたインナーキャップを被りました。
ずれないし,汗もよく吸うし,洗いやすいし,1枚あれば便利です。私は仕事上,洗い替えとして3枚をローテーションしています。おたふく手袋のだと臭くなりにくいから3日ぐらいいけますが。
(関係ないですが,アウトドアで帽子を被る際にインナーとして被る用に持っていてもいいと思います。髪がまとまりやすい点でも便利です。)
作業台(スタイロフォームがおすすめ)
組み立ての脚と,天板としてスタイロフォームを使うという感じです。(↓棚板にする板のほうがでかいの図)
私の場合は,父が組み合わせの脚を自作していたのでそれを使いましたが,工具が重くて中腰のほうが疲れたので,結局スタイロフォームを床に直置きして作業しました。
なので,脚は必須ではありませんが,こんなんありますよということで紹介しました。
ただ,スタイロフォームは使いやすいですよ。「軽い」,「安い」,花を生ける給水スポンジのような感じで「適度に固いが容易にめり込む」ため「加工する材料に傷がつきにくい」という,木材加工の下敷きとして生まれたような特徴があります。
丸鋸を使うときの下敷きとしても優秀でした。
ただし,丸鋸も含めて下敷きとして使うためには,40mm程度以上の厚みが望ましいです。
ハンドサンダー
少し長い紙やすりを挟んで,手でのサンディングをしやすくする道具です。
100均ので十分です。ペーパーも100均で売っています。
木片に巻いて使うのももちろんアリです。私も昔はそうしていました。
でもハンドサンダーは紙がしっかり固定されてずれにくく,手サンディングの効率が上がるので,100均に行ったときに買っておくといいでしょう。写真はたぶんセリアで買ったものです(父の)。
道具が揃ったので体感9割の完成
サンディング自体はそんなにシビアな作業ではないと思っています。
番手も80番ですしね。
このエッジの効いた板がどこまで滑らかになるか,次回,実践編です!
マジでエッジが痛いので,運搬のときも全面に滑り止めがある軍手を推奨します。
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